ビヨンボ通信１６号

国連で先日ソマリアへ兵隊を本格的に派遣することが決まりケニアに駐屯しているアメリカ兵が続々とソマリアへ送られています。

各国及び日本の報道関係の人々も押し掛けていっているのでソマリアの惨状はみなさんのほうがケニアの新聞やラジオで知るだけの私よりずっと知っているのではないでしょうか。

ケニアは今月末にある総選挙のための選挙運動が激しく行われているので人々は隣国に目を向けるだけの余裕はないように思われます。

都心の商店街ではショーウィンドーにサンタや樅の木や雪までもペンキで描き出している。

でもそれほどクリスマスの雰囲気は漂っていない。

それはこちらのクリスマスが　日本のようにコマーシャルベースに乗ったものではないからかもしれない。

この国は海岸地方に回教徒が多いがその他の地域はほとんどキリスト教徒が占めている。

そこでこの国ではクリスマスは最大の行事であり２５、２６日は祭日になっている。

日本の正月のようなもので地方出身者は帰省ラッシュが２４日をピークとしてあり地方行きのバスターミナルはどこでも押すな押すなでバス料金がハネ上がる。

日曜日には普段よりよい服装で教会に行く。

その帰りに親戚の家や友達の家へ寄っておしゃべりをする。

夕食をその家で一緒とる。

これが最高の楽しみ。

クリスマスやイースターの日には御馳走を作って一家で食べたり、ピクニックへ出かけたり、お金のある人はレストランへ。

若者達は自分達だけで誰かの部屋を借りて年に数度のディスコパーティを開くことも。

ラジオカセットとジュースがあればそれで充分。

ラジオはこちらで普及しているが大きな町以外だと電線はあまり伸びていないし電池は高いのでニュースや自分の好きな音楽などの時でないと聞かない。

映画館は大きな町でないとないがゲドライのような小さな町では建物の壁をスクリーンにして夜、上映会をしたりビデオの上映会もある。

しかし映画やビデオより人気がありそうなのがディスコ。

ディスコバーだとどんな田舎町にでもあり週一回土曜にディスコパーティーを開いたりする。

こちらの人は中年のおばちゃんやお年寄りも若者も一緒にフィーバーする。

★　人件費７、９、１１月が高額なのは弁護士料・登記料・私の観光用特別ビザ料（タンザニアの国境でビザは１ヶ月しか貰えなかったのでケニア内でビザを取り直す）のため

★　通信費の８月の高額なのは日本へ２度、電話をした料金。
最低でも一通話２８００円はする。

★　交際費の７、８、９月が高額なのはキテンゲラの地主や仲介者を接待するなどがあったため。

★　施設費の７月が高額なのは我々の事務所へ電話をいれたのでその購入代の一部。

全額払うと４万円は下らないとのこと。
待ってもらっている。